CanonのAPS-C一眼レフ・フラッグシップ機、EOS 7D Mark II(以下 7D2)が欲しくなっています。
7D2は動く被写体、いわゆる動体の撮影に特化したモデルで、強力なAFと高速シャッターが売り。不規則に動き回る子どもたちにすばやくピントを合わせ、マシンガンのようにシャッターを切ってくれます。
実は、僕はもうすでにCanonの APC-C 中位機種である EOS 80D を所有していて、そのオールマイティな機能に大変満足しているのですが、子どもがサッカークラブに入ることになり、より動体撮影に優れた 7D2 に物欲を刺激されているわけです(笑)
80Dでもけっこうピントを合わせてくれます。
少年サッカーも運動会も、十分な画が撮れる。
でも7D2は連写『番長』なる異名も付いていますからね・・・
動体撮影に『特化』って響きにもロマンがあります(笑)
7D2に引かれるポイントは次の3点です。
オートフォーカス性能
7D2は65点ものフォーカスポイントを備えています。
対して80Dは45点。
数が多いだけではなく、その65点の全てが高精度なクロス(縦/横)測距となっていて、その配置された範囲も広いです。
2017年に発売されたフルサイズ機 6D Mark II は45点フォーカスポイントながら、中央に集まりすぎやろ、と嘆かれてもいますが、この7D2は画面の広い範囲がカバーできてるんですよね。
フォーカスを合わせられる場所が広いということは、構図に自由がきくわけで、中央のフォーカスポイントにピントを合わせてからカメラを少し横に振って、という作業を省略できます。
65点もあると、選択の際にかちかち移動させるのが大変だ、という場合は、21点、9点を選択可能。フォーカスポイントが減っても分散されているので、範囲が狭まることはありません。
45点オールクロス測距の80Dでも、特に不満を感じることはないんですけどね。
動体撮影
7D2に誘惑される最大のポイントはここですかね。
7D2はこの動体撮影用の機能が優れています。
動く被写体を撮影するときはAF設定を『AIサーボ』にすると思うのですが、7D2はAIサーボAF IIIが採用されていて、80Dの AIサーボAF II より高性能。
2014年発売の7D2が『III』で、2016年発売の8Dが『II』なんですから、そりゃあ『III』のほうが優秀なんでしょう。
AIサーボ III はフルサイズ機 EOS 5D Mark III にも採用されています。
AIサーボ『III』の特徴は、カスタム設定が可能なこと。
case 1 、case 2・・・ など代表的なシーン6つから自分の好みに合わせて、細かく設定ができるようになってます。
こだわっていくと深い沼に入っていく模様ですが、かなりの状況に対応できますよね。
これに加えて EOS iTR AF なる機能。
Canonのウェブページによると、『被写体の特徴を見分け、予測できな動きにも高精度に自動追尾』する機能です。
『最初にピントを合わせた被写体の顔や色を、まずカメラが認識。被写体の速度や方向が急変し、測距点を外れてしまっても、測距点を移動させてピントを合わせ続けることができます。』
この測距点を移動させて追尾するAFはまだ発展途上のようですが、ある程度は実用にきくらしく。
1点AFでは効かず、ゾーンAF、ラージゾーンAF、65点自動選択AFのいずれかにする必要があるとはいえ、そこそこ顔検出してくれるそうなので、子ども撮影にはいいですよね(ばっちり働かせるには、使い込む必要があるようですが)。
最近のミラーレス一眼は各社、瞳認識AFを搭載させていて、Canonの Kiss M にも採用されているので、そっちを待つ方が良いのかと揺れていますが・・・(苦笑)